あ、すいません。
キャンピングカーというモノ興味を持ち始めて、
今年初めて幕張のショーに行ってきました、って者ではありません。
4台目のキャンピングカーを乗る者でして、
30年程前の出来事を思い出してワクワクしている者です。
平成8年に晴海のキャンピングカーショーに行ったのが初めてでした。
「欲しくて」行ったのではありません。
買える訳ないと思ってた高嶺(高値)の花だったので「一度見たくて」行きました。
当然、見たことはありませんでした。
上流社会の人やお金持ちのオジサマばかりで、
20代の自分は浮いてしまったり相手にされないかなとも心配しました。
会場に着くと初めて見るキャンピングカーという乗り物が、
しかもたくさん展示してあり、それはそれは興奮したのを記憶しています。
おお、水道も付いてる!
トイレがある!
換気扇とかが天井に着いてる!!
なんだかパズルみたいにしてベッドを設営するんだ!
もう、驚きのオンパレード。
なかでも20代のボクの目に一番留まったのは、
A to Z 社のアラモ。
何故かというと、その値段でした。
398万円だったかな? そう300万円台!!
その時思ったのが、「スカイラインGTRより安いじゃん!」ということ。
一生縁がないと思っていたアイテムに少しだけ現実味が帯びた瞬間でした。
これが私のキャンピングカー史のルーツです。
当時のキャンピングカーのカタログっていうのは
ほとんどのビルダーさんが、ただのカラーコピーで作った物でした。
このペラペラのカラーコピーを前橋に帰る高崎線の中で
何度も何度も見返しては高鳴る心の鼓動を感じました。
今となっては値段も低く、装備も相当簡易で不完全なモノでしたが、
当時の私にとっては本当に夢の塊みたいな乗り物でした。
あ、カムロードなんていうキャンカー専用車両はなく、
商用トラック、ダイナを架装した物です。
ここから、キャンピングカー雑誌などで研究を重ねて、アラモ、
ユーロライン、
ハイエースフィノ、
ヨーロピアンロフト等、
名だたる名車に魅せられていくのです。
ちなみにカプリスとかOXという当時の定番キャブコンは、
まだ高嶺の花過ぎて購入欲すら湧いて来ない頃の話です。
やがて、この数年後の平成10年12月25日に、初めてのキャンピングカー、
VANTECH社のマヨルカ Type-3が前橋の我が家に来ることになるのです。
Takuma@一般道各駅停車の旅