一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

窮屈なキャンピングカー温泉旅

別にマツコさんが軽キャンパーで巡る旅の記事ではありません。

訳あって首都圏から男二人で温泉を楽しめに行けるP泊地を探しているのですが、

これが昔に比べて候補地が激減してしまったという記事です。

 

・景色が良い

・温泉まで歩いて行ける

・温泉が寸志 or 安い

・温泉が夜遅くまで入れる

・屋外に椅子を出しても文句を言われない

・駐車場が無料

・トイレがある

 

 

条件を挙げたらこんなところでしょうか。

当然全てを満たすというのはなかなか難しいのですが・・・。

 

それで考えてみるとキャンピングカーを乗り始めた20年以上前には

こんな好条件の場所がたくさんあったなあと・・・。

それが今ではほぼ皆無・・・。

車中泊をする人たちが増えるにつれ、

マナー違反する輩とかも増えたのが原因なんでしょう。

マナーに関しては書きだしたら切りがないので、また日を改めましょう。

 

草津温泉群馬県

19ある外湯(共同浴場)が以前は24時間いつでも寸志で入れた温泉天国。

道の駅もあるし、スキー場の駐車場は広々、

湯畑を中心とした温泉街は風情たっぷり。

そんな草津温泉も、今では外来者に開放された外湯が数か所だけ、

開放時間も24時間ではなくなってしまいました。

せっかく地元の方々がご厚意で開放してくださっていたのに、

それに利用者が応えられなかった結果なのでしょう。

 

野沢温泉(長野県)

13ある寸志の外湯が23時まで利用出来て、駐車場も無料でした。

それが今では無料の駐車場はなくなり、車中泊にも後ろ向き、

外湯だって昔は24時間利用可だったそうですね。

麻釜を中心とした温泉街が素晴らしかっただけに残念でなりません。

 

四万温泉 (群馬県

工事従事者用につくった無料の露天風呂の湯の泉

奥四万湖畔から林道を歩いていく野趣たっぷりの温泉でした。

また温泉街の川沿いで24時間楽しめた山口露天風呂

まるで温泉旅館の露天風呂のような立派な設備でした。

この露天風呂が無料とは、かなり貴重でしたね~。

 

小野上温泉センター(群馬県

「キャンピングカー駐車証」まで発行してくれて

公認で河原沿いの駐車場を楽しめた日帰り湯でした。

素晴らしい泉質と絶好のロケーションということもあって

20年以上前には「聖地」などと呼ばれ、

キャンピングカーが多い時には20台程も利用していました。

民間企業に渡った今では、車中泊も禁止になってしまいました。

痛恨の極みとはこのことです。

 

高雄温泉(栃木県)

那須高原の高所にあった温泉旅館跡地の野湯でした。

ここも一晩中、来客が絶えない温泉天国でした。

まるで露天風呂付のキャンプ場でした。

その後、業者が温泉旅館を建てて営業を始めたので、

野湯としては楽しめなくなったのは有名です。

今ではその温泉旅館も廃業してしまったようです。

硫黄臭たっぷりのお湯がもったいないです。

 

 

その他、湯之上温泉露天風呂(福島県湯西川温泉露天風呂(栃木県)

修善寺温泉独鈷の湯(静岡県小谷温泉雨飾荘露天風呂(新潟県

栃尾温泉荒神の湯(岐阜県下呂温泉野天風呂岐阜県)・・・etc.

足湯になってしまったり、24時間入浴可能ではなくなってしまったり、

そもそも影も形もなくなってしまったりといった温泉を挙げたら切りがありません。

 

また道の駅を始めとして混雑に関係なく車中泊を禁止する風潮が出てきてしまい、

道の駅ではない観光駐車場にも「車中泊禁止」の文字が目立つようになってきました。

目立つ風貌のキャンピングカーは肩身が狭い思いです。

1泊させて頂いたお礼に土産物を購入するのがわたし流ですが、

そんな行為も、一部の輩の大騒ぎ、迷惑駐車、ゴミの投棄などのせいで、

水泡と消えてしまうのが残念です。

どこに行っても、有料、規則、禁止、制限、マナー、人目・・・、

こんなことに極端に縛られて神経質に行動しなければいけない不自由さが

なんとも窮屈で世知辛い状況になってまいりました。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

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