あるアーティストの懐かしいナンバーを聴いていたら、あのシーンを思い出しました。
ドラマや映画の名シーンには必ずといっていい程、名BGMが流れています。
今回は昭和の時代に私がしこたま涙したあのシーンを回想したいと思います。
昭和な皆さん、覚えてらっしゃいますか?

1981年に放送された3話で構成された6時間ドラマ。
ドラマ、映画含めて、私の生涯No.1の作品ですが、この第二話のワンシーン。
盟友石田三成(加藤剛)が勝ち目のない戦の旗印を上げ、
それを制止する大谷吉嗣(高橋幸治)。
結局、三成を応じず、吉嗣は一度は袂を分かつ。
しかし敵陣に加わるその道中、三成との懐かしい日々を回想する中で考え直し、
再び三成のもとに馳せ参じるシーン。
「目が見えぬ同士のよしみじゃ、この命くれてやる、受け取れ!」
この言葉に涙が止まりませんでした。
このドラマのメインテーマが秀逸過ぎて、
購入したいのですが、曲が見当たりません。
(作曲:山本直純 トランペット演奏:ニニ・ロッソ)🎵

言わずと知れたゴリさんこと石塚誠刑事(竜雷太)の殉職の回です。
麻薬密造組織と倉庫での銃撃戦の末、全員検挙したものの、
安心したのも束の間、刑務所から脱走していた自らが逮捕した犯人に、
不意を衝かれて背後から銃撃されてしまいます。
若手の殉職を見送ってきたゴリさんが地面に伏し息絶える、
そんな信じられないシーンに子供ながらに泣したのを記憶しております。
ろう者の婚約者(水沢アキ)と婚約をした矢先の出来事でした・・・。
回想シーンで流れるゴリさんの言葉。
「はは、やっぱりキザか」
これは日頃は弾丸を拳銃に1発しか入れておかない銃撃の名手ゴリさんが
後輩のボギー(世良公則)に言った言葉でした。

涙するシーンがてんこ盛りの「北の国から」ですが、
ボクのNo.1は「’92 巣立ち」のワンシーン。
五郎さん(田中邦衛)が屋根から落ちてかけたて凍死しかけた際
大工の棟梁(大地康夫)が、純(吉岡秀隆)と蛍(中島朋子)に語り掛けるシーン。
「あいつは自分で生きたんだ。お前ら若いもんにこの真似ができるか?」
そこにメインテーマが流れます。🎵
北の国からファンが多いと言えども、このシーンをNo.1に挙げる人って
あまりいないのではないでしょうか?
当然、蛍がお母さんの乗る列車を追いかけるシーンも
故草太兄ちゃん(岩城滉一)のカセットテープの祝辞も
きちんと泣けます。笑

実は冒頭に書いたシーンとはこのシーンのことです。
加藤(直江喜一)と松浦(沖田浩之)がなんと逮捕されてしまう、
そんなシーンに中島みゆきさんの「世情」が流れます。🎵
ナイフのように尖った、しかしながら誰よりも純情な
行き場のない若者の正義感が大人社会の洗礼を受ける、
そんなシーンに今思い出しても涙腺が潤んでしまいます。
あの頃、常識とか大人が大嫌いだった青い私のロック魂が
なんとも重なって感動したものです。
逮捕される前に加藤が見せる達観した表情がなんとも素晴らしかったです。
JIN 最終回

最後に番外編でJINからも挙げさせて下さい。
なぜ番外編かというと、このドラマは昭和ではなく平成だから。
でも、上記のシーンを上げたならば、このシーンは絶対に外せないんですよね。
それは最終回の中のワンシーン。
江戸時代から現代に戻ってきた南方仁先生(大沢たかお)が
江戸時代に残した咲さん(綾瀬はるか)の手紙を公園で読むシーン。
200年近く違う世界の愛おしい元部下の手紙を読んで涙する南方先生。
もう二度と会うことがない固い絆に
なんとも寂しくて切ない、それでも長い年月を経て手紙で思いが通じた安堵感、
そんなシーンに涙しました。
そして、あのメインテーマが流れます。🎵
Takuma@一般道各駅停車の旅
takuma1966.hatenablog.com