一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

2023年という年

2023年もそろそろ終わりとなりますね。

皆様におかれましてはどんな年だったでしょうか?

世間と同様に自分にとっての2023年を表す漢字一字を考えてみました。

「次」

「変」「進」と最終選考まで残って「次」にしました。

人それぞれに違いはあるものの、

60歳前後に人生の転換期を迎える方は結構多いのではないでしょうか?

子育てが終わり、会社勤めが終わり、もしかして独身に戻り、

いままでの人生と違った次のステージを道を歩き始める。

そんな方が多いのではないのでしょうか。

昨年くらいから、自分もそんな転換期であることを感じています。

昨年から会社勤めのボリュームを少し下げたことから始まり、

今年はさらに大きな出来事や変化がたくさん。

 

一番大きかったのは両親の転居でしょうか。

93歳の父は介護付き有料老人ホームへ入居、

87歳の母は救急搬送から入院を経て、同じく老人ホームへ入居。

3人住まいだった実家が姉の一人住まいになってしまいました。

愛車NOBLEを止めている実家、父の施設、母の施設、

この拠点を目まぐるしく行き来する日々が始まりました。

運動不足解消にも一役買っているので良いと思っています。

 

さて、愛車NOBLEと言えば、キャンピングカーを乗り換えてしまいました。

これは完全に想定外の展開でした。

あと3、4年は乗ろうと思っていたNOBLEですが、

あまりに下取り値が高くついたので、早期決断に踏み切りました。

なんの不満もないNOBLEだったので、買い替えたのも同じNOBLE

自分の時間が増えてからの次のステージはこの新型ZIL NOBLEが私の旅の足です。

きっと1ヵ月とか2ヵ月とかのロングタームでどこかに旅するんでしょう。

 

33年ぶりに学生に復活したのも今年です。

自分のキャリアを形にしておきたくて専門学校に通いました。

学生の頃と違って、自分の学びたい知識やスキルを自分でお金を出して学習する中で

こんなに勉強が楽しかったのだと遅すぎる気づきがありました。

現代を生きる「良い子」の若者達は、こんなことは二十歳前に気がつくんでしょうね。

バブル世代を生きてきた平和ボケのオジサン、ちょっと遅すぎました。

 

また、この専門学校通いで新たなコミュニティが出来ました。

老若男女入り乱れたこのコミュニティ、なかなか私には貴重なものになっています。

そして、私の人生の中の人との繋がりというものも、

「次」がとても強く感じられます。

それぞれが個に近づいていくこの年代、

ただ同じ組織で一緒だっただけの人、仕事で付き合いがあっただけの人、

というような人とは疎遠になっていくのでしょう。

そして、学生時代同様に本当に気の合った友達だけに限定されてゆく。

ここから先は、毎日の何気ない「じゃあ、またね」とか「さよなら」が

一生のお別れになることもあると思って別れます。

会社を辞めてしまえば二度と会えなくなるであろう方がたくさんいるし、

いつか来る死も60歳を超えると確率的にも上がるでしょうしね。

 

そして仕事観も大きな転換期を迎えているような気がしています。

いままでは生活費をもらうための会社に捧げる仕事。

そして昨年くらいから感じているのは、

自分の価値観とスキルで社会に貢献出来る仕事。

ですから、私の価値観やスタイルと会社のそれが合致すれば、

まだまだ現在の会社に所属していてもいいですし、

現在の会社にそれがなくなれば、明日にでも退職して、

自分が社会に還元できることを始めると思います。

キーワードは「自分の価値観」「社会への還元」

自由の時間とお金だけでは幸せは買えないものだと分かりました。

「勉強」と同様、「仕事」も楽しいものだと、

これまたバブルのオジサン、気がつくのが30年位遅いです・・・。

 

最後に趣味にも少し変化が・・・。

毎年、一年のプライベートの目標を乗鞍ヒルクライムタイムに設定してきましたが

今はそれよりも、中山道自転車旅の方が上になってきました。

自転車で古い町並みの宿場町をはしごして旅するのが楽しく仕方ありません。

これは妻が同行しない一人旅、もしくは仲間たちとの旅。

思えば必ず妻と二人で出かけていた旅も、

少しだけ一人旅が増えてきたかもしれません。

相変わらず人生を共に歩くパートナーとしては

仲良く一緒に銀婚式として北海道の銀婚湯温泉に行ったのも今年なのですが。

 

さて、つらつらと長文を垂れ流してしまいましたが、

そういう訳で人生が「次」のステージに確実に入った気がしています。

老いた両親が必死に教えてくれている「老い」とか「死」というもの、

これを強く意識しながら生きる第二のステージが始まったような気がします。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

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