一般道各駅停車の名湯シリーズ#31は由布院温泉の或る名湯の紹介です。
「東の軽井沢、西の由布院」と呼ばれ、リゾート地として高いブランドを誇る
由布院温泉全体紹介ではありません。
今回紹介したいのは、
そんな由布院の高台に位置する一つの源泉から出る名湯、
そして、その源泉を自家源泉として持つ一軒の旅館です。
ゆふいん泰葉♨
由布院の御三家と言われている高級旅館のひとつ
「山荘 無量塔(むらた)」もある高級リゾート的な閑静な高台に、
その源泉と旅館は位置しています。
もっとも私の目当ては高級リゾートではなく、
この旅館の自家源泉から噴出する全国でも指折りの名湯なんですが・・・。
この源泉から出るお湯の何が非凡かというと、その色なんです。
「青湯」と呼ばれる青くて透明感のあるお湯。
このお湯を求めて全国各地から温泉通が集まります。
私がこのお湯を知ったのも、有名温泉通の方のサイトでした。
温泉チャンピオンこと郡司勇氏を始めとした著名人や専門家が
この「青湯」を大絶賛するコメントが、旅館内の所々に掲示されています。
また、このお湯の凄さは色だけではありません。
いわゆるヌルヌルスベスベ感が半端じゃないのです。
お湯に浸かって自分の肌を触ってみて下さい。
まるで「ジュンサイになった気分」とは、妻の談。
浴槽の入湯口にはこの通り、濃厚な成分が・・・。
我々がこのお湯を堪能するためにお世話になったのは
風情のある渡り廊下の先にある「杜の離れ」。
この離れの途中に源泉の噴出塔があります。
渡り廊下では猫ちゃんの案内もあります。笑
人懐っこい子です。
「杜の離れ」の部屋は広縁付きの8畳の和室。
シンプルながら、新しく、清潔で快適な空間です。
そして「杜の離れ」の一番の魅力は、専用の温泉露天風呂。
非凡な青湯を24時間独占出来るという、なんとも贅沢なお部屋なんです。
真冬に宿泊しましたが温度は全く問題なく、むしろ熱めでした。
お食事は、どれもとても美味しく、
豊後牛の中でも最高ブランド「おおいた和牛」の石焼き、
数種類の醤油のジュレで頂く新鮮な鯛の刺身、
河豚のあん肝和え等、豪華で美味な創作懐石でした。
食前酒を目の前でシェイカーを使って作ってくれるのも嬉しいです。
ゆふいん泰葉、
非凡な名湯「青湯」に加えて、美味しい料理、
そしてスタッフの方々皆さんの心のこもったサービス、
とても素晴らしい温泉宿なので宿泊をおススメしますが、
日帰り湯もやっていますので、
日本有数の名湯「青湯」を手軽に体験することも出来ます。
ちなみに日帰り客と宿泊客の施設は、お風呂も全く別なので、
宿泊客はのんびりと落ち着いて過ごすことが出来ます。
Takuma@一般道各駅停車の旅
青