一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

キャンピングカーの名車#9 ドリーバーデン

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一般道派、秘湯派、国産派、燃費重視派、馬力不要派、

クラスCの対極のような私の嗜好ですが、

こんな私にもクラスCに憧れた時期があるんです。

東和モータースのドリーバーデン

 

 

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クラスCとは北米のキャンピングカーで、

大排気量のアメ車を活かし、大馬力で高速道路を快適に流し、

目的地のリゾートで豪華で広々としたダイネットでワインを傾ける、

そんな使い方がお似合いのキャンピングカー。

燃費なんか、気にしちゃいけませんよ。

え? 2km/l? 1km/l台!?😨 

 

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丁度、ミレニアムなんて言葉が流行っていた頃ですね~。

国産キャンパーに乗ってた仲間が、続々とクラスCに乗り換えていきました。

やはり、豪華な室内を見ると、物欲を刺激されたものです。

でも、環境性能が重視される昨今にあっては、

もう瀕死の重体のようなカテゴリーとなってしまいました。

 

 

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NOBLE通信2021.3 ZIL NOBLE 始動

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緊急事態宣言も解除になったし、
花粉症も治まってきたし、
陽気も春めいてきたということで、
そろそろ巣籠もり生活を徐々に解除していきますかね。


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本日は長らく動かしていなかった愛車ZIL NOBLEから
メイン用バッテリーチャージャーを外し、
サブ用ACケーブルを抜いて、
横浜の妻の実家まで走らせました。
FFヒーターの定期運転も完了です。


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久しぶりのドライブは気持ちが良いですね。
お気に入りの東京ゲートブリッジからの景色を楽しみながら
横浜まで快適なドライブを楽しみました。
キャンピングカーで出かける自体は密でもないので、
これからは、週末にキチンと遊びましょう。
週末は休息する日ではなく、精力的に遊ぶ日だったハズですから・・・。


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キャンピングカーの名車#8 ZIL(ジル)

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キャンピングカーの名車と言っても、まだまだ現役で発売されている車もあります。

VANTECH ZIL(ジル)

モデルチェンジを続けて、現行車はZIL5なんて言われています。

小さな改良を続けながらも、

ベースとなるコンセプトやレイアウトは何一つ変わっていません。

 

 

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車のサイズやダイネット重視のレイアウトは、

ビルダー(製作会社)が違えども、#7OXに影響を受けているかもしれません。

ただし、OXを始めとした多くのダイネット重視のキャブコンが

右側にダイネットがあるのに対して、ZILは左側。

これは、後部座席に座った同乗者と運転手が、

走行中にコミュニケーションを取りやすくするためというコンセプト。

なるほど!

家族全員がダイネットに乗りこんじゃって、

お父さん独り、運転手、なんて悲しいですものね!

「きゃー、先輩の車、素敵ぃ~!乗せて下さ~~い。」

なんて、後輩の女の子3人に言われて、

鼻の下を伸ばして喜んだのも束の間、全員後部座席に乗りこんじゃって、

助手席が空席のまま後部座席で話に花が咲いちゃった、

そんな大学時代の悲しい笑い話がありましたっけ。

 

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さて、閑話休題

この車、発売当初は廉価版のZIL Lightとかっていうのもあって、

500万円を切る価格設定で、キャブコンの定番的な存在だったのですが、

今では当時のフラッグシップVEGAを上回る800万円オーバーの車。

スタンダードなキャブコンというよりは、

むしろ上級キャブコンの定番と言ったところでしょうか。

それでも「全部入り」的な豊富な標準装備品で、

決してコスパは低くはないと思うのですが、いかがでしょう?

 

 

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キャンピングカーの名車#7 OX(オックス)

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1990年代の初めの頃、

そう、まだ街中で滅多にキャンピングカーなんか見かけなかった頃、

そんな時代にも「定番」というか「ベンチマーク」というか、

そんな存在のモデルがありました。

YMS(ヨコハマモーターセールス)社 OX(オックス)

この車もまた、名車と呼ばれて相応しい車だと思います。

 

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今でもキャンピングカー業界で会社規模はトップクラスのYMS。

というか、本業は架装部分を改造した「お仕事車」の量産なので、

キャンピングカーの製作は副業ですかね・・・。

大手ビルダーのバンテックが、まだバンコンしか製作していなかった時代、

YMSは既にキャブコンを製作していたほどの老舗で先駆者です。

今となっては当たり前のようになっているトラックベースで2m×5mサイズ、

リアエントランス、その正面にトイレルーム、そして広々ダイネット、

その先駆けが、このオックスでした。

また、このオックスを語る時には、この車にバトンを渡した

同社のロデオという車の秀逸さにも触れなければならないでしょう。

ロデオはベース車こそボンネットのあるピックアップトラックなので、

スタイルや車長がOXとは少々異なるのですが、

内装やレイアウトがOXの基礎となったと言っていい車。

私よりもご年配の方々だと、OXよりもロデオが伝説の車かもしれませんね。

 

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私のキャンパー仲間が所有していたということもあり、

ほろ酔い気分の中で(笑)このOXの作りの秀逸さを何度実感したことでしょうか。

そうそう、私がキャンカーを乗り換える時期の乗鞍のレースでは、

その仲間のお部屋(車)に一泊させて頂いたこともありましたっけ。

そんな事もあって、私にとっても思い入れの強いキャンピングカーなのです。

 

最後に、この時期にオートルックフクシマという今は無きビルダーに

カプリスという似たコンセプトの車が存在していたことを

付け加えておきましょう。

この車も、同じくベンチマーク的な優等生ならぬ、優等車でした。

こちらは私にキャンピングカーを教えてくれた会社の上司の車でした。

 

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キャンピングカーの名車#6 EUROLINE

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前回の投稿に続いて、またしても今は無きアムクラフト社の名車です。

EUROLINE(ユーロライン)

実はですね・・・、

この車は、私の1台目のキャンピングカーになりかけた車なんです。

キャンピングカーに興味を持ち始めた1996年頃、

たまたま千葉県柏市のキャンピングカー屋さんで

この車の新古車に出会いました。

うーーーんと、いくらだったかな。

確か、350万円位だったと思います。

30歳になった私でも無理をすれば、なんとか手が届く価格でした。

結局、決断出来なかったんですけどね・・・。

でも、たまに思うんです、

買っていても後悔していなかった車だな、と・・・。

 

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私の1台目のMALLORCA Type-3と同様に、ハイエースのロングベース。

こんな小さなスペースにシャワールームまで付けちゃってる全部入りの車。

架装したジャンボルーフにベッドスペースを確保した恩恵ですね。

このレイアウトが何で今のバンコンキャンピングカーにないのかしら?

それだけコンセプトが色褪せない名車だと思うのです。

 

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キャンピングカーの名車#5 ハイエース Finot

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名車というには余りにもマイナーですか?

そんなお叱りもあるかもしれません。

でも、ボクがキャンピングカーデビューする直前に思い焦がれて、

毎晩、ベッドでため息をつきながらカタログを見ていた車なんです。

ハイエース・Finot(フィノ)

 

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ハイエースロング・標準ルーフをポップアップルーフにし、

内装にトイレシャワールームまで装備してしまった究極の空間効率!

アムクラフト社の真骨頂でしたね!

この車は所有したことはありませんので、実際の使い勝手とは分かりません。

でも、ホントにちょっとしたマジックでしたね。

その製作側の心意気に今でも敬意を表します。

残念ながら、このアムクラフト社も今は無き名ビルダーです。

都心の駐車場環境もなんなくクリアするそのコンセプトは

実は、今あればヒットしてメジャーなモデルになったのですかね。

 

 

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キャンピングカーの名車#4 GRAND ROYAL

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一番カッコイイ国産キャブコン、

あいや、一番カッコイイ国産キャンピングカー、

ボクはGRAND ROYALを挙げます。

世に送り出していたのは、今は無き・・・、

あ、そういえば、最近復活したのでした。

秋田の老舗ビルダー、ファーストカスタム社です。

まずは、復活おめでとうございます。

キャンピングカー乗りの一人として大歓迎いたします。

 

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さて、どうですか?このフォルム。

緩くラウンドがついたフォルムが、カッコ良くありませんか?

トヨタとかホンダとかが巨額の開発費をかけてデザインするのと違い、

まだまだ小さな会社であるキャンピングカービルダーがデザインするとなると、

どうしてもボクシーで単純な低コストで済むデザインになりがちです。

そんな中、ファーストカスタム社は相当頑張ったと思います。

 

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内装もセンスの良い空間が広がっています。

我が愛車ZIL NOBLEもなかなか善戦していると思いますが

このGRAND ROYALも欧州車に全然引けをとっていませんでした。

もともと6m近くあるサイズに前席回転シートを採用することで

空間効率も相当高いです。

まさに、モーターホームという佇まい。

さらに、元気のいいエンジンが搭載されたグランドハイエース

大きな車体をグイグイと引っ張ってくれていたのでしょう。

 

さて、6年ぶりにキャンピングカーシーンにカムバックしたファーストカスタム社。

もう一度、こんなカッコイイキャンピングカーを作ってくれることに

大いに期待しましょう。

 

 

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