キャンピングカーの名車と言っても、まだまだ現役で発売されている車もあります。
VANTECH ZIL(ジル)。
モデルチェンジを続けて、現行車はZIL5なんて言われています。
小さな改良を続けながらも、
ベースとなるコンセプトやレイアウトは何一つ変わっていません。
車のサイズやダイネット重視のレイアウトは、
ビルダー(製作会社)が違えども、#7OXに影響を受けているかもしれません。
ただし、OXを始めとした多くのダイネット重視のキャブコンが
右側にダイネットがあるのに対して、ZILは左側。
これは、後部座席に座った同乗者と運転手が、
走行中にコミュニケーションを取りやすくするためというコンセプト。
なるほど!
家族全員がダイネットに乗りこんじゃって、
お父さん独り、運転手、なんて悲しいですものね!
「きゃー、先輩の車、素敵ぃ~!乗せて下さ~~い。」
なんて、後輩の女の子3人に言われて、
鼻の下を伸ばして喜んだのも束の間、全員後部座席に乗りこんじゃって、
助手席が空席のまま後部座席で話に花が咲いちゃった、
そんな大学時代の悲しい笑い話がありましたっけ。
さて、閑話休題。
この車、発売当初は廉価版のZIL Lightとかっていうのもあって、
500万円を切る価格設定で、キャブコンの定番的な存在だったのですが、
今では当時のフラッグシップVEGAを上回る800万円オーバーの車。
スタンダードなキャブコンというよりは、
むしろ上級キャブコンの定番と言ったところでしょうか。
それでも「全部入り」的な豊富な標準装備品で、
決してコスパは低くはないと思うのですが、いかがでしょう?
Takuma@一般道各駅停車の旅
続