一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

キャンピングカーの名車#3 Exstage

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東のバンテック、西のグローバルと言われていた時代がありました。

もう20年程前でしょうか。

その後、残念ながらグローバル社は無くなってしまいましたが、

同社の名車に「Exstage(エクステージ)」があります。

 

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この車の特徴は何と言っても、唯一の国産クラスA。

クラスAとは、車のシャーシ部分を除いて、

全てがビルダーが作成したキャンピングカーのこと。

よくマイクロバスの運転席部分だけ残して、

あとは架装するキャンピングカーがありますが、

あれは厳密に言うとクラスAではなく、キャブコンに分類されます。

その点、トヨタカムロードのストリップシャーシから作り上げた

このExstageは、完全なるクラスA。

こんなにチャレンジングな試みをしていたのにも関わらず

グローバル社がなくなってしまったのは残念です。

 

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国産クラスAということは、

燃費、ノーメンテナンス性、パーツ調達等、自動車部分は世界のトヨタ品質。

そして、運転席周りから架装部分までのレイアウトが自由自在。

さらに、狭い日本の道に適したミニマムなサイズ。

こんな良い事尽くめ!

私も一時、この車の魅力にとりつかれて、

大きなフロントウインドウ越しに景色を楽しみながら

のんびりと旅をすることを夢見ましたっけ。

 

この車が絶版車となり、今の時点では残念ながら国産クラスAは出てきません。

それだけに、Exstageの魅力は今となっても色褪せない気がします。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

 

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キャンピングカーの名車#2 Outdoor-jr

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伝説のモデルを語る「キャンピングカーの名車」シリーズ。

第二弾はLEE EXPORT社の「Outdoor-jr」。

そうです、Takuma二号車のOutdoor-jrです。

 

「日本の熱帯夜は山でP泊すればいい。だからエアコンは不要。」

 

ビルダーもオーナーも口を揃えて言い訳(?)してた時代に

異論を投じて家庭用エアコンを搭載してしまった革命児。

それが開発者、LEE EXPORT社の李社長でした。

エアコンは無くて当たり前。

大きな米国のクラスC車であれば、

爆音のするオナン製の発電機と

キャンピングカー専用で高価で機能の低いルーフエアコン、

それがやっと搭載されていたのが、当時の状況でした。

そこに、静かなホンダ製の発電機と

高性能&省電力の日本製の家庭用エアコンを搭載。

 

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「家庭用エアコンは車での使用を想定していない。」

「発電機は環境に悪い。」

「標高の高い山に行けばそもそも済むこと。」

 業界に与えた衝撃は、様々な批判や反論ややっかみも生み、

当初は異端児の作るマニアックな車と評されることもありました。

しかし、その後、日本の夏にはエアコンが不可欠という核心に

業界全体が気がつくのに、さほど時間を要しませんでした。

その上、150L超という大容量の水と温水設備、

そして、それを利用する立派なシャワー&トイレルームを持ち、

それなのに、4620mm×1890mmの超ミニマムなサイズ。

さらに、キャンピングカーの宿命の「節電」から解放してくれる発電機は

超消音式の2.8kVAで、自宅の電気設備よりも強力。

キャンピングカーというよりは、完全にミニマムなモーターホームでした。

 

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そんなこともあって、Outdoor-jrは個性的ながら、

全国各地で見かけるほどの人気を博していきました。

明確過ぎるコンセプトもあってか、一度、この車に魅せられた方々は、

なかなか手放さないというのも、この車らしい特徴であります。

元オーナーの私にも、その気持ちが本当によく分かります。

しかし、革命児、李社長のご逝去もあり、この車のブームは儚いものでした。

でも、それだけにこの車には、

「伝説」とか「神話」とかという言葉が似合うような気がします。

現在、国産キャブコンには、家庭用エアコンがほぼ必須のアイテムとなっています。

時代より20年程、先を走っていたのようです、李社長のOutdoor-jrは・・・。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

 

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キャンピングカーの名車#1 JB470

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まだまだ歴史が浅い我が国のキャンピングカーシーンですが

その中でも既に伝説となりつつある絶版車があります。

そんな車たちを紹介していきたいと思います。

選考基準が、筆者Takumaの独断に因るところはご容赦下さいませ。

 

 

#1は、絶対にこの車なんです。

バンテック社のJB470

今、この装備でこの価格であっても、

おそらくは一線で人気を博しているでしょう。

 

三菱デリカトラックをベースにしたキャブコン。

トイレ設備付きのほぼフル装備の機能に

4700mmというコンパクトな車長。

そこに平成初期というキャンピングカー黎明期にしては

あまりに豪華で洒落たフォルムと内装。

バンクベッドの縦寝3名なんかも、画期的でした。

また、この旅車、

三菱自動車のディーラーで購入可能だったんですよね。

この安心感も凄かったです。

 

 

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実はボクは一台目のキャンピングカーに

これを選ぶ選択肢を持っていました。

というか、憧れていました。

でも、初めてのキャンピングカーとしては

ボクの奥様には少し大袈裟過ぎたようです。

茨城の有名なキャンピングカー屋さんの社長さんの言葉が、

今でも忘れられません。

「この車は、買ったお客様から、まだお叱りを受けたことはありません。」

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

 

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中期旅車計画(4台目以降)

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 さて、前回の記事ではTakuma1号車から3号車までを振り返りました。

いよいよ、この先の展望を考えてみましょうか。
って、誰も興味ありませんね。大変失礼いたしました。
でも、お暇でしたら、ちょっくらお付き合い頂けませんか?
 

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さて、セカンドライフにやりたいと予定している様々な事!!
その筆頭に挙がるのが、旅車での日本中の長旅。
時間は沢山手に入ると思うのですが、それと共に必要になってくるのが、気力と体力。
刻一刻と衰退していく気力と体力に、ボーッとしてる暇はありません。
 
 

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【PLAN A】
 ・3台目ZIL NOBLE: 北海道旅をした後、この車で日本中の長旅を決行。
 ・4台目narrow銀河: 2030年(64歳)から、泊まれる乗用車といった利用法。
Mallorca、Outdoor-Jrは北海道旅の経験があります。
でも、残念ながら、一番快適なハズのNOBLEは未体験。
昨年、予定しましたが、コロナ禍で敢え無く中止・・・。
やはり、NOBLEも北海道に連れてってあげたいな。
まだまだNOBLEは車としても、絶好調だからな。
北海道旅行をした後、NOBLEで日本中の長旅をしちゃう。
その後、narrow銀河でP泊を欲した時の対応をする案。
 
 

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【PLAN B】

  ・3台目ZIL NOBLE: 北海道旅をした後、2023年(57歳)に高価(?笑)売却。

 ・4台目国産キャブコン: 2023年(57歳)退職金で新型NOBLETRIP?を購入。
             日本中の長旅。
 ・5台目軽キャンパー: 2030年(64歳)ミニチュア・クルーズを足代わりに
             購入。たまにP泊。
PLAN Aは、NOBLEを引っ張り過ぎでしょうということであれば、この案。
NOBLEで北海道旅をしたら即、リセールバリューがある内に売却。
その後、もう一台、長旅が可能な旅車を乗るというプラン。
4台目はデスレフ・グローブバスとかROOTSとかランドホームとか、魅力的だけど、
先達たちの声を参考にすれば、環境性能が上がった後の国産キャブコン、次期NOBLEかTRIPかな?
そして旅に飽きた頃、ミニチュア・クルーズを足代わりに・・・。

 

 
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【PLAN C】
 ・3台目ZIL NOBLE: 旅に飽きるまで乗って、廃車。
死ぬまでに一回だけ、自動車で贅沢をしましょう。
トイレもシャワーも付いていないのに、1000万円もするの?
なんか、おかしくない?
でも、100万円の自転車はそれ相応の価値があったからなあ。
その世界を知ってから、あちらの世に行きますか。

 

 
Takuma@一般道各駅停車の旅


 

中期旅車計画(1~3台目)

友人が「終のキャンピングカー」といって新車に乗り換えたことをきっかけに

自分もこの先どうなるのかな、なんて考えました。
名付けて、中期旅車計画

MALLORCA Type-3

 
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初代キャンピングカーMALLORCA Type-3を購入したのが
1998年、32歳の頃。
ひとまず満足して乗っていたのですが、
日本の夏の旅先では、エアコン無しでは限界を感じてきたのと、
妻のためにトイレルームが欲しくなってきたこと、
そこにnox規制を受ける東京都への転勤が決まったことが重なり、
3年で乗り換えました。

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 Outdoor-jr

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2台目Outdoor-Jrに乗り換えたのが2002年2月、35歳の頃。
モーターホームと呼べるほどの充実装備を
超小型のスペースに凝縮したOutdoor-Jr。
むちゃくちゃ気に入っていたので、20年近く乗るかもと思っていました。
もし、そうなれば、56歳。
私の当初の計画、55歳アーリーリタイヤの時期に当たります。
そしてセカンドライフは、
5m超クラスのキャブコンか、はたまた予算が許せばクラスAで
全国各地のリゾートで旅車生活、
そんな、おおざっぱな計画、というか夢がありました。

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 ZIL NOBLE

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しかし、人生、想定外なことが起きるのが世の常。
2012年46歳の頃に全損の追突事故をもらってしまい、
Outdoor-Jrを手放しました。
そして現在の愛車、ZIL NOBLEに乗り換えました。
当初の予定よりも10年も早く、
5m超のキャブコンに乗ることになったのです。
長旅にも耐えうるサイズとはいえ、納車時、まだ47歳という若さ。
夢のセカンドライフを始めるには少し時期尚早でした。

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 そして、現在54歳、これからどうしようか、という話です。
 
つづく・・・。
 
 
Takuma@一般道各駅停車の旅

祝納車 CREA 5.3X

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ご無沙汰しているキャンカー仲間から届いた情報。

終の棲家ならぬ、終のキャンピングカー購入の祝報
バンテック社のサザンスポーツ、ATOMと来て、
満を持して5.3X!!
 
大好きな兄貴からの祝報
いいですね~~。
なんだかこっちまで嬉しくなってきます!
この流れで、きょうたろうさん、山ちゃん、いなちゃんとかが
トイレ付の車(?笑)に戻ってこないかな~。
昔の仲間でコロナ終息を祝いたいな。
野口さん、サンタさん、ANCHANにも声をかけるからさ!!
場所はどこにしましょうか?
 
御殿場時の栖?天竜市ログハウス?栃木市のJEEP屋?
小野上?高杖?まるべりー?高洲?羽鳥湖?
懐かしいっす。
 
 
Takuma@前橋:マヨルカ









 

ダイレクトカーズ TRIP

愛車のZIL NOBLEを越えていくような後発車が出てこないと

先日の記事でも嬉しいやら寂しいやらという心境を綴りましたが、
YouTubeを見ていて、すごいキャブコンを発見しました。
三重県のビルダー、ダイレクトカーズさんが出しているTRIPという車。
何が凄いって、その標準装備機能の凄さ!!
 

 


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まずは、私にとって絶対に欲しい装備品。
 ・ダブルベッド
 ・トイレルーム
 ・エアコン&トリプルバッテリー
 ・FFヒーター
 ・冷蔵庫&ソーラーパネル
 ・電子レンジ(op)
この中で付いていないのは電子レンジのみ。
この電子レンジもオプション設定があるようです。
 
 

 


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そして、なによりおったまげた豪華(過剰!?笑)装備品
 ・清水135L + 瞬間湯沸かし器
 ・バンクベッド折り畳み時の32インチテレビシステム
 ・ポップアップウインドウ
 ・Bluetoothオーディオシステム
 ・148L大容量冷蔵庫
 ・IHクッキングヒーター
 ・DC(直流式)クーラー
 ・ハンドル昇降式ダイネットテーブル
清水135Lとか瞬間湯沸かし器とかオーディオシステムとか
常識にとらわれない大胆な発想は、私の2台目の愛車であり、
今はなき、あのLee Export社の名車、アウトドアジュニアのコンセプトを彷彿させます。
 
 

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その上、ボクをワクワクさせる点。
 ・解放感のある室内を可能とする縦寝ダブルベッド
 ・ヤンキーさも野暮ったさいもない洒落た室内デザイン
 ・収納庫の扉や引き出しが上品に閉まる工夫
 ・実用性が高そうなダブルベッド足元のカウンターテーブル
 ・各窓の上品なシェード&網戸
 
 
でも、このレイアウトじゃ、ボクのカーポートに収まらないんじゃない?
いえいえ、全長5150mmですからNOBLEと変わりません!
そっか、それじゃ1400万円とかV670みたいな超強気な価格なんじゃ?
いえいえ、2WDガソリンで869万円ですからNOBLEと変わりません!
 
凄いぞ!ダイレクトカーズ!!
これ、絶対に大ヒットするよ!
って、もう大ヒットしてるのかな?
開発者には本当に敬意を表します。
こんな魅力的な車が切磋琢磨してくれると、
キャンピングカーシーンも活気づいてくると思うんですがね。
まる7年が経過して、そろそろ次期車を考え始めながら乗らなきゃならない我がNOBLE。
この車がNOBLEのライバル筆頭に上がったのは間違いありません。 
ベース車の燃費性能がアップしてフルモデルチェンジしてくれたら、
いつでもGOサインか!?(いやいや・・・)