還暦前に認知症になってまった！！
症状を話すと「それは認知症じゃなくて、年齢相応の物忘れだよ」
なんて言われることがあるんだが、これは認知症だ！
そんな風にも言いたくなる酷い有様だ。
キャッシュカード置き忘れ
忘れもしない2023年7月24日、自分でも信じられないミスを犯した。
あいや、忘れてた！
さっき年月日はダイアリーで調べたら7月24日だった。
なんとATMにキャッシュカードを忘れてきてしまったのだ。
振り込め詐欺のニュースとかをTVで見ていて、
「ひっかかる奴の気が知れない」とか
「もう、そこまで脇が甘いのであれば、騙される方も悪い」
などとよく悪たれをついているのだが、
キャッシュカード忘れはそれに近い。
幸いにして直ぐに警察に届けられていたが、
こんなミスは自分に限っては一生しない、
仮にボケ老人になってもあり得ない、
その位に思っていただけにその凹み具合も
ビッグモーターのゴルフボール級ではなく、
中国政府が事故った列車を埋めるために掘った穴級であった。
キャンピングカーのメインスイッチ消し忘れ
心にぽっかりと列車埋蔵用の穴が空いてしまった後は
心が立ち直るのに少しだけ時間を要した。
しかし、人生は続く。
ボロボロと記憶をまき散らしながらも生きてゆかねばならないのだ。
そこで日々の生活に新たに指先呼称を取り入れてみた。
「冷蔵庫閉めました。」
「寝室の電気消しました。」
「スマホ、マスク、鍵、免許持ちました。」
自宅でボソボソとつぶやく初老の男がひとり。
妻も隣で苦笑いだ。
そんな矢先にキャンピングカーのメインスイッチを消し忘れる事件が勃発した。
1週間ダイネットのルームライトが点けっぱなしであったのだ。
幸いにして冷蔵庫の電源は入っていなかったので、
ルームライトの消費電力以上のソーラー充電に助けられた。
しかし、これで塞がりかかっていた列車埋蔵用の穴が再度空いてしまった。
穴があったら入りたい位恥ずかしかったので、入ろうとも試みた。
車の運転技術の低下
車の運転技術の低下も尋常ではない。
自宅の前の荒れ果てた垣根のせいで
精密無比であった車庫入れプログラムに狂いが生じて
修復が不能になってしまったのは先日の記事で明かしたが、
それ以外でも、ちょこまかとミスをしている。
そんな事もあってか、今回の乗鞍ツアーで、
なんとリアバンパーの左側のコーキングが割れて外れてしまっているのに気がついた。
いつ外れたのだろう？
そんな記憶がある位なら、ボケ老人とは言わない。
脳ミソの街路樹が全て除草剤で枯れてしまったのであろう。
悲しいかな認知症、これは病気だ。
俺が悪いわけではない。
決して、毎晩飲んだくれているゆえに頭が弱くなってきた訳ではない。
中華料理屋に帽子を忘れる
ピリリと唐辛子が効いていたガーリック味は美味そのものであった。
だからと言って、全てを忘れてしまっていいハズはなかった。
店を出て旨さの余韻に浸っていると、お店のお姉さんが出てきて
「お客様の帽子ですよね？」と・・・。
この帽子はこの店に寄付する訳でも置いていくつもりでもなかった。
つまり失念だ。
キャンカー仲間のYAMAさんであったらすかさず一言あったろう。
「これ、置いていくんですか？」と・・・。
ちなみに失念はあっても、失禁はまだない。
芸能人の名前は壊滅状態
ボケ防止として入浴中は「上毛かるた」を全て唱える。
おかげで言えない句はほぼ無い。
しかしながら、芸能人の名前となるとこれが壊滅状態なのである。
顔は浮かぶが名前が出てこない。
稀に出てきたとしても唐沢寿明を唐沢憲史とかって言ってしまう。
唐沢憲史さんは会社の後輩だ。
芸能人ではなく、当然のことながら白い巨塔にも出ていない。
まだ歩行は杖がなくても普通に出来る。
しかしながら、脳の方がヤバい。
点けっ放し、置きっ放し、開けっ放し、
「放し」のオンパレードだ！
もう、パレードというよりは完全に祭だ！👺
認知症の根治薬を望んでやまない。
今宵もどこかで祭囃子の音がする。
Takuma＠一般道各駅停車の旅
