父への感謝の気持ちを表す秩父七湯 新木鉱泉旅館への旅、2日目です。
昨晩の夕食はとっても美味しかったのですが、
92歳の父はさすがに疲れてしまって、
ゆっくりと味わって食べる体力が残っておらず、
大急ぎで料理を出してもらって、食べられる物だけ食べて、食後すぐに就寝しました。
こんな状況なので、兄と私は大好きな日本酒も二人で300mlと控えめに・・・。
二人とも床に伏しても、
父がトイレに起きる気配を感じると、とっさに二人で飛び起きるという、
夜間待機方式！？
消防士さんの気持ちが少しだけ分かりました！？笑
ぐっすり寝たのは3時間位ですかね？
それでも、いいんです、いいんです、それも親孝行の手段のひとつなんです。
翌朝になると、また雲一つない青空です。
昨日といい、本日といい、まさに「晴れ男」炸裂状態！
豪華だと父が喜んでくれた朝食を食べ終わったら、
道が混む前に母の好物の登利平弁当を土産に買って帰りましょうか。
今年一番の大仕事を終えました。
いつもの旅にはない疲労があります。
正直に言って、今の父の体力と認知症の症状では
宿泊の旅は少々無理もありました。
それだけに旅先での介助は予想以上に大変でした。
でも、NOBLEの助手席から黙々と景色を見ている父、
温泉に浸かって気持ち良さそうにしていた父、
宿の方に声をかけられて嬉しそうな顔をしていた父、
そんな父を見ていると、本当に連れ出して良かったと思っています。
それだけに達成感と安堵感もあります。
記憶が残らなくなってしまった父ですが、
きっと心のどこかで今回の旅の記憶が刻まれていて
ボクの気持ちが伝わったと願いつつ、
今回の旅の締めにしたいと思います。
Takuma＠一般道各駅停車の旅
