一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

NOBLE ILiS通信 トヨタ葛飾四ツ木店の心意気

久しぶりにエキサイトしてしまいました。

しかし、その後、感動して温かい気分になりました。

 

本日、トヨタカムロードZIL NOBLE ILiSのベース車です)の

新車1ヵ月無料点検に行ってきました。

その時の話です。

 

点検自体は良かったのですが、問題はオイルのボトルキープ制度の話。

私の持っていた残量はおおよそ17L分で15,000円相当。

その残ったオイルですが、エンジンがガソリンからディーゼルに変わったので

私の新型カムロードには使えなくなります。

それで、どうなりますか?

と、まあ、こういう話です。

 

ボトルキープって言っても、現物が倉庫にある訳ではなく

コンピューターで管理している訳ですから、

返金するなりディーゼル用のオイルに同価値分振り替えるなり、

どうにでもなると思いませんか?

それが、なんと現物(実際のオイル17L)で返すしか出来ないという!!

ここで私の魂に火がついてしまった訳ですよ。

 

😡こういう事になるのが嫌だからボトルキープ制度にしてるんだ!

😡オイル交換や車検を含めて10年以上も割高なディーラーを使ってるのは

  世界のトヨタのサービスを買ってるからだ!

😡他社に乗り換えたのならいざ知らず、

  数百万もするトヨタの新車のトラックに乗り換えた客に

  こんな融通を利かすことも出来ないのか!

😡1万円なんて小銭が欲しい訳じゃなく、

  世界のトヨタのサービスを示して欲しいんだ!

 

まあ、要約するとこんな感じです。笑

でも、私もサラリーマン組織の一員ですから、

決裁権のない人に言っても埒があかないのは重々承知です。

それでこの店で一番偉い人に会わせて頂きました。

すると店長さんが出てきて、私の長年の利用も確認した上で、

トヨタの本社が管轄している理由でどうにもならないと平謝り状態。

しかし、私のトヨタへの熱い気持ちは変わりません。

凋落する日本の最後の砦ともいうべき自動車産業の雄、トヨタ。🗾

時価総額でテスラに抜かれた時の悔しい思い、

株主になって一生懸命応援している思い、

そんな熱い思いの丈から、つい大講演会を始めてしまいました。

他のお客さんはビックリしたでしょうね。

 

でも店長さんとて経営者ではなく労働者。

これ以上追いつめてもお気の毒なので、

トヨタの誰に言ったら経営陣まで届くんだって聞きました。

株主総会で発言すれば良いのかとも聞きました。

これはちょっと言い過ぎました。笑

でも、小銭が欲しい訳じゃない。

ただ、大好きな世界のトヨタの最高のサービスを

お金を少しだけ出して味わいたいだけなんだ!

 

そんな私の思いの丈が通じたのか、

店長さんは私の前でトヨタの本体に電話をかけ交渉くれました。

この時点で、私の中ではここまでしてくれた店長の心意気に感動して、

もう結果はどうでもよくなっていました。

何度も申し上げますが、小銭が欲しい訳じゃない。

大好きなトヨタに失望したくない、それだけなんです。

当然のことながら、電話の向こうの相手も

担当者から決裁権を持った上司に変わって話しています。

 

その結果、同じ量だけディーゼル用のオイルに替えてくれることになりました。

私はそこまでして頂かなくてもいいし、

お客のために本部と戦ってくれただけで十分と

丁重にお礼を言って辞退を申し入れました。

しかし店長さんはそんなことよりも、これからもお越し頂きたいので

といって私の辞退を固辞されました。

それでは、せめて新たに20Lを今購入させて欲しいというと

それも今の残量がなくなった時にお願いしますとおっしゃる!!

 

どうですか!

本社の管轄するオイルボトルキープのルールはともかく、

このお客様思いの姿勢がトヨタの品質です!

トヨタ葛飾四ツ木の店長さんには本当に感動いたしました。

こんな素晴らしいビジネスパーソンとは是非とも一緒に仕事をしたい。

そんな気持ちまで湧いた程です。

キャンピングカーなので車両をこのお店から買ってさしあげられないのが残念です。

車はこんな信頼出来る店長さんのいる店から買いたいものです。

この恩は、これからも車検を始めとした様々なお付き合いで

お返ししていきたいと思いました。

最後に店長さんとメカニックの方に丁重に頭を下げ、家路につきました。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

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