キャンピングカーの名車シリーズ。
#11はアメリカンキャンパーの名車、
BCヴァーノン🚙です。
出会いは乗鞍肩の小屋口。
乗鞍エコーラインは今は一般車通行止めですが、
20数年前には一般車でも上れたんですよ。
私がMALLORCA Type-3に乗っている頃です。
当然のごとく、標高2,700mでのご来光を見に行きました。
その際、エコーラインを登り始めたのは深夜。
あまりに寂しい峠道に、
本当にこの先にご来光の名所があるのかと不安になったのを記憶しています。
まさか、この寂しい峠道が毎年自転車レースで走ることになるコースなんて
当時の私は知る由もありませんでした。
さて、肩の小屋口に到着したのは深夜でした。
真夏なのにビックリするほど寒かったのを覚えています。
標高が高過ぎてガスボンベやFFヒーターが使用出来るか否かわからない、
そんな情報も入っていましたが、なんとかFFヒーターは使用出来た記憶があります。
キャンピングカーとはいえ、バンコンは「車中泊も出来る車」という域の空間。
そんな中、「お隣さん」は、「動く部屋」とも言うべきクラスCのBCバーノンでした。
こちらが慎ましやかに深夜の影にひっそりと隠れて眠りにつこうとした時、
何気なく窓の外を見て、私の目に入ってきたのは
BCバーノンの中でバスローブを羽織り、優雅にコーヒーを楽しむセレブなオジサマ。
衝撃的でした・・・。
いやあ、憧れましたね・・・。
それから私の中でBCバーノンは憧れの車となりました。
当然のことながらキャンピングカーショーではその実車を確認しました。
すると、またまた私にはショッキングな光景が!!
なんと運転席の上部に位置するバンクベッドに、
ホテルのようなツインベッドの空間!!
いやあ、心を撃ち抜かれましたね・・・。
すげえ!!
キャンピングカーではなく、モーターホームに乗りたい!
そんな願望を持った瞬間でした。
今はアメリカンキャンパーは車格や燃費で魅力を感じませんが
若き頃憧れた私には手の届かないセレブな世界。
そんな存在が私のBCバーノンそのものなのです。
Takuma@一般道各駅停車の旅
贅