キャンピングカーは4台乗り継いでいます。
うち2~4台目は国産キャブコンというカテゴリーです。
トラックの頭の上にベッドスペースを乗っけた
「THE キャンピングカー」といった出で立ちの車両です。
現在の4台目の愛車、ZIL NOBLE。
車長5.18m、車幅2.05m、車高3m。
その上、ルーフにはソーラーパネル、
私はレスオプションしましたが通常では側面上部にサイドオーニング、
そんな重量物が装着されているのでおのずと重心も高くなります。
当然のことながら普通の乗用車とは全く異なった挙動を示します。
それを知らない一見さんがレンタカーを借りて運転したりするもんだから
横転しちゃったり、曲がり切れなかったり、事故が絶えません。
あ、今日はその注意喚起の記事ではありませんでした・・・。
今日はキャンピングカーを運転したことのない人に
このキャブコンのワインディングロードでの独特の挙動と
それに対応したハンドリングなんぞをご紹介しようと思います。
2台目のOutdoor-jrは車重が軽かったしサイズも乗用車サイズだったので、
あまり特異な挙動は感じていなかったのですが、
サイズアップした3台目のZIL NOBLEからは強く感じるようになりました。
ちなみに横風の影響はOutdoor-jrも強く感じました。
さて、私は3台目ZIL NOBLEに乗り始めたのは甲府在住の頃。
実家のある東京との行き来は当然一般道です。
国道20号の峠道を走る訳ですが、
最初のうちはこの特別な挙動に難儀しました。
私はショックアブソーバーはヘタるまでノーマルで乗る主義だったので
車体のロールも相当なものでした。
もっとも、2人家族の我が家は後部座席に人が乗る事はほぼありませんので、
なんとか耐えられたのでしょうが・・・。
この国道20号の峠道から教わったハンドリングがあります。
乗用車のように何も考えずにカーブに入り込むと
遠心力で外に放り出されそうになり結構怖いのですが、
カーブが始まる直前で一度曲がる方向に軽くハンドルを切ることで
安定して曲がる事が出来ます。
例えば左カーブであるとすると、
カーブの入口で一度軽く左にハンドルを切ると、
車体が右側に引っ張られます。
左側のサスペンションが一度縮んだ後、ぐいーっと伸びた状態ですね。
この状態で本格的に左カーブにハンドルを切ると
比較的安定した挙動でカーブをトレースすることが出来ます。
これを突然本格的に左カーブにハンドルを切ると
最初に縮んだサスペンションから一気に伸びる挙動が急すぎますので
これが恐怖に感じるのでしょう。
このひと手間は乗用車乗りの方には無縁のハンドル裁きですよね。
でも、これをしないと突然の急カーブ等に対応が出来ない時があり
怖い思いをします。
急カーブのない高速道路ばかり走るキャンパーの方は
あまりピンとこない話かもしれませんが・・・。
さて、これからも一般道を各駅停車で安全運転でいきましょう!
Takuma@一般道各駅停車の旅