碓氷峠の旅、2日目です。
昨日は入念に企画した「江戸時代の街道の旅」であったのに対して、
本日は偶発的に発生した「昭和時代の鉄道の旅」となりました。
峠の湯
昨晩は天然温泉、峠の湯を頂き、
公園にもなっている駐車場に泊まらせて頂きました。
32,000歩の碓氷峠越えで疲れた身体に温泉は最高で、
その後のビール、おぎのやの「峠の釜めし」、NOBLEでの爆睡、
これが本当に気持ち良かったです!
碓氷峠トロッコ列車線
峠の湯の裏手には、碓氷峠トロッコ列車線の「とうげのゆ」駅があります。
何気なく朝方散歩していると、
一日数本しかないトロッコ列車が横川駅方面から上ってきました。
なんだかラッキーです!
バッチリ、動画の撮影させて頂きました。
アプトの道
また峠の湯の裏手には、遊歩道「アプトの道」が通っています。
アプト式というのは、鉄道で急勾配を上るための方式の一つで、
機関車に歯車を付けて、2本のレールの間にもう一本ギザギザのレールを敷き、
これと歯車を噛み合わせて急勾配を上がるという方式です。
日本で唯一採用されていたのが昭和38年以前の碓氷峠で、
この旧線路は、今では「アプトの道」という歩道として整備され、
横川駅~熊の平まで散歩出来るようになっています。
ここを妻と散歩いたしました。
旧丸山変電所
アプトの道を横川駅方面に下ると、旧丸山変電所跡が出てきました。
ここは明治44年に急勾配を上る機関車の為に建てられた変電所。
当時の煉瓦造りの建物は国の重要文化財に指定されていて、
それはそれは、レトロ感溢れる鉄道遺構です。
昨日の峠越えで、筋肉痛が残る中のウォーキングですが、
鉄分一杯で興奮気味の私です。
SL/DL鉄道開業150年号
旧丸山変電所で興奮していたら、あっという間に時間が過ぎてしまい、
峠の湯に止めたNOBLEに戻る頃には13時を回っていました。
そろそろ夕食のさとりの「牛カルビうどん」を食べるべく、
古巣の前橋に向かおうと峠の湯を後にしたのですが、
横川駅から並走する信越本線に尋常じゃない数の撮り鉄の方々が・・・。
「いったい、これから何がここを通過するんだ???」
時間にやや余裕があったので、横川駅まで引き返しちゃいました。
そうしたら鉄道開業150周年を記念したSLと旧型客車が停車していました。
ホームや駅の周りには人が溢れかえっていて、お祭りの様相。
私はここぞとばかりにホームに隣接する駐車場にNOBLEを止めて、
NOBLEの屋根によじ登ってしまい、そこからの撮影となりました。
程なくしてSL D51 は大音量の汽笛と威勢のいい煙を吐いて
横川駅のホームを滑り出て行きました。
実はDD51に後ろ向きに引っ張られているんですがね。笑
横川駅はターンテーブル(方向転換設備)がないので
復路は仕方ありません。
これで本日の濃厚鉄分摂取のイベントも終わりかと思いきや、
我々は再び、この記念列車を目にすることになります。
なんとNOBLEが記念列車と並走する偶然に出くわしたのです。
さらにその直後、記念列車は安中駅に停車したので、
我々は「即席の撮り鉄」になる準備時間を得ました。笑
それでダ●ソーの駐車場を拝借して、すぐ横を通過する記念列車を激写。
踏切の音が鳴り始めた瞬間のドキドキ感は、とても新鮮なモノでした。
WILD-1 高崎店
群馬在住だった頃、何度となく通ったアウトドア用品店、
WILD-1に久しぶりに寄りました。
いやあ、相変わらず危険なお店です。
買うつもりもないアウトドア用品を何点も買いかけました。
今回は、さとりの開店時間が迫ってきたことで、
大量の散財を免れました!?
あぶない、あぶない・・・。
牛カルビうどん さとり
群馬に旨いモノ多かれど、このさとりは私の奥様のNo.1グルメ!
本日は、腹ペコだったこともあって、特に美味しく感じられました。
ここは、より美味しく食べるのに、多少のノウハウが必要なので、
機会があれば、当ブログで特集いたしますね。
ああ、美味しかった。
さて、前橋からは、いつもの一般道各駅停車の旅で帰りましょう。
濃厚鉄分を過剰気味に摂取したし、
最後に絶品のカルビうどんも食べられたし、
碓氷峠2日目も、最高の群馬の旅となりました。
Takuma@一般道各駅停車の旅