2021年も365日目に入りました。
そうです、大晦日です。
今年一年を振り返ってみましょうか。
今年も残念ながらコロナに振り回された1年でありました。
その影響で、期せずして32年間のサラリーマン生活の中で、
一番難しくて大きな仕事をやらなければならない年にもなりました。
成功か失敗かは周囲が評価することなので何とも言えませんが、
皆さんからは概ね感謝のお言葉を頂くので少しホッとしています。
本当に暗中模索しながら苦しみましたので、結果オーライではありますが・・・。
そして今年は「生」と「死」というものに向き合うことが多かった年でした。
介護社会の真っただ中に身を置くという状況なので、
「生」とか「人生」とか「幸せ」とか「仕事」とかを色々と考えさせられました。
そしてその結果、「死」や「老い」が
自分事としてリアルに感じられるようになってきました。
残り少ない人生で何をするのか、というビジョンを迫られてきている気がします。
「人生」は思うほど、この先、長くない。
「金」で安心は買えるが「幸せ」は買えない。
「自由」の先に「幸せ」があるかどうか怪しくなってきた。
「体力」よりも先に「気力」の衰えが心配になってきた。
「長寿」が幸せか否か、分からなくなってきた。
55歳の現在、両親の老いと自分の衰えで、
色々と考え方が変わった一年になったような気がします。
また介護やら痴呆やら老いやらを目の当たりにして、一度は絶望していた段階から、
自分なりにメンタル面で、ひとつ峠を越えたような気がしています。
後から考えてみれば、あの辺りがターニングポイントだったかな
というような一年になった気がします。
虚勢を張ろうとすれば「老いに負けずに、人生前向きに」と言いたいところですが
少しだけ成長したんだか老いたんだか、そんな今の自分が言うのであれば、
「肩肘張らずに、ありのままの自分らしく」、こんなところでしょうかね。
何はともあれ、来年が皆さんにとっても、私にとっても、
平和で笑いの多い一年になりますように・・・。
Takuma@一般道各駅停車の旅
素