一般道各駅停車の旅

1999年に開設したキャンピングカーの旅のHP「一般道各駅停車の旅」。その作者のブログです。キャンピングカー、旅の情報を中心に、不良サラリーマンの日常を面白おかしくお伝え出来たら幸いです。

宮本浩次と斉藤和義

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宮本浩次さんと斉藤和義さん。

二人とも、言わずと知れた日本を代表するロックミュージシャン。

私はこの二人が大好きなんですよね。

宮本さんの新譜「縦横無尽」も感動しました。

今日はそんな私が、この二人の天才の魅力をつぶやきます。

 

🎤宮本浩次斉藤和義🎸

 

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1966年製

この方々には多くの共通点があります。

まずは1966年生まれであること。

ちなみに私も1966年製なので、ギターを始めた時期とかのエピソードとかでは

とっても背景が理解出来るんですね。

二人ともレインボーとかマイケルシェンカーとかがロックギターの入口で

その後、メタル系よりもシンプルでストレートなロックに傾倒し、

ストーンズを愛し、清志郎にも影響を受けています。

あ、お恥ずかしながら私は、同じ時期に宮本さんと同じライブハウスで活動していたことがあるんですよ。(とっても嬉しく光栄な偶然です)

 

ボーカリストとギタリスト

二人ともその素晴らしい楽曲の全てを手掛けていますが、

私の中では明確な相違点があります。

それは、宮本さんは「ギターも弾けるボーカリスト」。

対して、和義さんは「ボーカルも上手いギタリスト」。

宮本さんの魅力は低音から高温まで凄い声量と太い音質でストレートに発せられる声。

ビブラートで誤魔化さない品質の稀有さと技術の高さ。

でも、そんな裏付けされた技を隠してしまう位の熱いパッション。

和義さんの魅力は高過ぎるギターテクニックと「カッコいい」ギターフレーズ。

イカしたカッティングやボーカルの後ろでさりげなく流れるカッコいいフレーズ。

和義さんのギターは、練習すれば弾けるギタリストは多くいるかもしれませんが、

あのフレーズを生み出せる人はそうそういないと思ってしまいます。

 

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曲と音の世界観

日本のミュージックシーンには大御所なんて呼ばれる方々がいます。

男性であれば、サザンオールスターズ長渕剛

女性であれば、松任谷由実中島みゆき

ボクの中ではこの4人(4団体)は別格なんです。

さらに、この4人をどうしても2つのカテゴリーに分類してしまうんですよね。

【Aタイプ(サザン・ユーミン)】

 ・多彩な音や世界観をファンタジックに、また時にビジネスライクに仮想出来る

 ・〇×節という絶対的な「らしさ」を確立しつつ、表現方法は可変的

 ・洗練されたお洒落な楽曲を提供する等、コンポーザーの色合いが濃い

【Bタイプ(長渕・みゆき)】

 ・基本的には同じアプローチをリアル感を持って表現し続ける

 ・熱いパッションをコダワリ抜いた言葉(歌詞)でメッセージする

 ・初期と現在で歌い方が変わる等、ボーカリストの色合いが濃い

これが正に宮本さんと和義さんに当てはまるような気がしていて

Aタイプの和義さん、Bタイプの宮本さんと考えると色々と納得してしまいます。

当然、双方に優劣関係はなく、双方とも本当に素晴らしいミュージシャンです。

 

歌詞

ストレートなロックという音の部分では似ている宮本さんと和義さんですが

歌詞の世界観では少しアプローチが異なります。

宮本さんは、古典文学が好きなだけあって文学的な言葉を多用したり、

自らの生き様を表現するために「人生」とか「夢」とか「男」が多く出てきます。

それだけに応援ソング的な歌も数多くあります。

和義さんは、大好きな「猫」が多く登場する等、可愛い世界観がちらほら見られます。

また、怠惰で不器用なんだけど、子供のように純情な主人公が、

自由とか優しさとかを追い求める世界観も結構見受け(聴き受け?笑)られます。

応援ソング的な「虹」の中にも、猫も犬もカラスも出てきます。笑

ロックですから、お二人とも社会にチクりと風刺も忘れません。

宮本さんには「奴隷天国」、和義さんには「社会生活不適合者」のような

パンクロックっぽい曲もあります。

 

モテ男

最後に、二人とも様々な違いはありますが、

とっても女性にモテそうだという共通点を感じます。

一言でいうと、純粋な子供のような心を持ち合わせていて、

男の私が言うのもなんですが、母性本能をくすぐりそうですね。

不器用で純粋な子供がそのまま歳をとったような55歳の宮本さん、

シャイで甘えんぼで好奇心旺盛な子供のような55歳の和義さん、

このお二人が一たびステージに立つと、

激しいロックを奏でるスターとなる豹変ぶり!

この意外性もモテ男の要素ではないでしょうか。

二人ともカッコつけるのは音や歌の中だけ!

そこが、どこまでもカッコイイのです。

 

 

Takuma@一般道各駅停車の旅

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