「温泉」と一口に言いましても、
人の手を加えなくとも自然に湧出するモノ、
ボーリング工事をしてようやく人の手で汲み上げるモノ、
薄めずに利用できるだけの量が確保出来るモノ、
逆に量が足りないので循環して利用するモノ等、さまざまです。
またその泉質も、色、香り、肌触り、成分、温度と様々。
そんな中、本日は私における「一番白い湯」を紹介しましょう。
奥鬼怒温泉 加仁湯。
「私のおける」と申し上げたのは、温泉の泉質は日々変わりますし、
何か客観的なDATAで「一番白い湯」と定義づけ出来た訳ではなく
かなり主観的なイメージの話だからです。
どうかご容赦下さい。
まずここは、山奥ゆえに自家用車ではいけません。
5km手前の女夫渕(めおとぶち)駐車場に車を置いてハイキングをしましょう。
宿に宿泊する方に限っては宿から送迎があります。
山小屋から派生した温泉宿のようですが、
山小屋を想像しているとあまりに立派な施設なので驚くかもしれません。
まあ、いずれにしても、ここのウリは施設ではなく、お湯です。
この温泉宿は5本の源泉を有していて、中には透明なお湯もあるのですが、
基本的にはご覧の通りの白濁した硫黄泉で炭酸も含むとか。
個人的には温泉は白濁していると嬉しくなります。
当然のことながら、源泉かけ流しです。
隣に流れる渓流の音を聴きながら、深山の大自然に抱かれれば、
誰しもその温泉の魅力を最大限に感じることが出来ることでしょう。
Takuma@一般道各駅停車の旅
白